ポルシェ356Aスピードスター制作記 : フジミI 1/24 その1


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次はなにを作ろうかと思案した末に、このポルシェ356に決めました。
FUJIMIのエンスーです。
そのパーツ多さと言ったらそのまま1/12にしても全くおかしくないほどのキットです。
数年前に作りかけたんですが、あることがきっかけで製作意欲がなくなりました。
決してパーツの多さに降参した訳ではありません!!。
その理由はウィンドシールドです。
シャーシ部やエンジンなど実車のパーツリストを基にしたかのような作りに対して、あまりにもお粗末なウィンドシールドに呆れかえってしまったのです。
スピードスターのあの特徴ある形状が全く再現されていず、その当時どうすることもできずにお蔵入りとなっていました。
なんとか形状を整えようかと手を加えたのですが、どうにもなりません。

最近の作品でウィンドシールドの自作にも慣れてきたので、この車もどうにかなるかな?という気になってきたわけです。


因みにシャシー部はここまで組んであります。
フロアは起毛したカッティングシートを貼り付けてあります。
カーペットの感じを表現するのにいい材料だと思います。


フロント足回り。
最終的にこの部分はカバーされて全く見えなくなります。





そして肝心なウィンドシールドの製作になりますが、定番の工作です。
キットのウィンドシールドのRを基に、自分のイメージを盛り込んだ形状にアルミ板を曲げます。
下は0.5mmの透明プラ板です。


プラ板をアルミ板に沿わせてマスキングテープで密着させます。
失敗したときの予備を含め2枚作っておきます。
この上から沸騰したお湯をざっとかけます。
あまり長時間つけておくと透明度が損なわれるのでほどほどに。


こんな感じに曲がってくれます。


そこからが根気勝負で、ボディーに当てがってはあっちを削りこっちを削りすること約2時間。
何とか納得の形状となりました。


前から見たり、


真横から見たりして、実車の写真と見比べつつ、仕上げてゆきます。
この後窓枠の製作となりますが、もうすこしイメージを固めてから製作に入っていくことにして、とりあえず一先ず休憩




室内の製作を進めることにしますが、ダッシュボードが出来上がらないと進めることが出来ません。
ダッシュボードにはメーターのデカール(6,7,8)を貼るようになっていますが、黒くつぶれているので使いたくありません。


で、例によって商売道具のCADにてメーターの絵を描いて、ハードコピーをしてあれしてこれしてinkscapeに取り込みます。
実際のメーター径はΦ3.5程に対してΦ100で描いています。
黒枠の長さは500mmにしたので、3.5/100×500=17.5(mm)に指定してやればいいわけだ。


で出来上がり。メーター径はちゃんと3.5mmになっていますね。
2012年8月26日






メーターの印刷が終わったのでダッシュボードの製作を続けます。
製作途中のダッシュボードは塗装済み。
赤と黒の境界は後でちゃんと処理しますので突っ込まないでください。(^_^;)


メーター部を少し立体的にしたいのでくり抜きました。
おまけにメーター脇のノブやキーの差し込み部なども、もう少しそれらしくしたいと思います。


くり抜いたメーター部の裏側から板を当ててメーターを貼り付け。


こんな感じになりました。
しかしアップの写真を見ると工作が汚いですね。
やり直す元気もないのでこのまま進めます。
メーター周りは塗装でなく金属のリングで縁取ろうと思います。





で、そのリングの製作。
作成しようとするリングの径にあった丸棒に、0.3mmの洋白線を巻き付けます。
必要数+アルファ分(予備)を巻き付けます。
(因みに写真は0.45mmのSUS線。洋白線は写真を撮り忘れました)


心棒から取り出したら、ニッパーで一気にバツンといきます。
ニッパーはよく切れて、しかも丈夫なヤツがいいですね。
安物はダメです。(ピンボケ御免)


そうするときれいに丸いリングが一気に出来上がり。
接続部をきれいに合わせてはんだ付けして仕上げます。
これでリングの出来上がり。





次、ノブの製作。
昔の車によくあった、チョークレバーのようなヤツです。
伸ばしランナーの適当な太さのところを切り出して、半田ごてに近づけると先っちょだけ柔らかくなります。
すかさず冷たい板に押し当てると虫ピンの頭状になります。


それをリューターに咥えてペーパーで仕上げてノブの完成。





メーター周りのリングとノブ等を取り付けてなんとか完成。
しかしホントに汚いですね。
黒塗装は艶有の筆塗りだから余計アラが目立ちます。
実物を見る限り、これほどじゃないんですけどね・・・

2012年9月2日

オープンカーは室内が丸見えなので、それなりに手を加えてやろうと思いますが、工作がへたくそだとかえって逆効果になってしまいそうで神経使います。



前回のメーターパネル部の製作を進めながら、ウィンドシールドの枠をどの様に再現しようか、どんな方法で工作しようかを考えていました。
ガラス部の形状が割とよくできたので、焦って窓枠を進めると碌なことにならないと思ったからです。
少し頭を冷やして構想を練って、なんとか方針が決まったので決行します。

で、実車はどうなっているのかと言いますとこんな感じですね。
うーん、実に美しい!!このウィンドシールドこそスピードスターの証し。
と確信する私であります!(*^。^*)
なんとかこれに近く再現したいんですね〜。


まず、上部窓枠です。0.3mmのプラ板を幅1mm程度にカットして、窓の曲線に合わせじわじわと曲げます。
特に熱を加えるわけではありません。
ある程度曲げ癖がつくと、接着するときに簡単に追随してくれます。


こちら、窓の下の渕。
すでに半艶黒塗装後ですが、0.5mmのプラ板を1.5mmぐらいの幅にカットして若干の曲げ癖をつけています。


接着はGクリヤー+エナメル溶剤で糸引き防止処理(?)をしたものにて。
表側取付終了。


窓枠上部は裏側にも取り付けます。


そしたら端面にパテを盛ります。因みに光硬化パテ。
直ぐ固まるのもいいのだけれど、わたしはこの柔らかさ(粘度)=塗りやすさがとても気にっています。


パテが固まったら窓枠のエッジ部をR加工して、断面が半円になるように仕上げます。
実車の写真を見ていただければわかると思います。


最後にミラーフィニッシュで仕上げ。
細く切ったミラーフィニッシュを内側からと外側からと、若干伸ばし気味にして局面になじませながら、しわが寄らないように貼り付け。
合わせ面は窓枠のてっぺんでラップさせていますが、肉眼ではわかりません。
素晴らしい材料ですね。ミラーフィニッシュ。


ボディーにちょっと乗せてみてたたずまいの確認。結構いいと思う。





次は、もう一つの悩ましい工作が残っています。
ウィンドシールドの立ち上がり部にはサポートが存在しています。


これを何で作ろうか色々悩みました。
厚めのプラ板の削り出し。 → いい形にならず。
プラ棒からの削り出し    → いい形にならず。
ニューム管          → 話にならず。

で、最後に0.3tのアルミ板曲げ加工。
5mm程度の幅に切ったアルミ板をΦ1.5の針金を芯に巻き付けます。


それをあっちこっちカットしてこんな感じに仕上げました。


これにもミラーフィニッシュを貼り付けて根元にはめ込みます。
まあ、けっこうそれっぽいものとなりました。

2012年9月9日

欲を言ったらきりがありませんが、雰囲気がそれらしくなればOKということで、ウィンドシールドはこれで完成。




このキット、見えなくなるところにスッごく力を入れている割には、見えるところの詰めが甘いです。
ウィンドシールドはその最たるものすが、ドア上部の処理なんか「これでいいの?」っていう感じです。
ドアの内張りやダッシュボードは、シャーシ側で組み上げてからボディーを被せるようになっていますが、これだとどうしても各部に隙間ができてしまう。

それで先ずダッシュボードをボディ側に取り付けることにします。
ドアの内張りはダッシュボードの両端で接着するため、その幅で決まってしまう訳で、分離することによって内張りをボディ側に寄せることが出来、隙間もなくせることになります。


方針が決まったところでダッシュボード部の隙間を無くす工作です。
プラ板を適当に接着してからダッシュボードに合わせながらリューターで形を整えていきます。


次にドア上部です。
上の写真ですでに加工してありますが、上のヘリの出っ張りを削りました。
多分モールの再現だと思いますが、やはり実車のラインとは違うので別部品とします。
このすき間も塞がなくてはなりません。


ドア裏側から0.5mmのプラ板を接着してパテで凸凹修正。


形を整えドア内張りを極力近づけます。
ダッシュボードと分離しないとここまで合わせることは難しいと思う。


ところで、その内張りとドア外板のつなぎ目ですが、実車ではこのようにパッド状のものが取りついてるのでそれを再現しようと思います。
因みに普通ならこの部分からサイドウィンドウがせり上がってくるんですが、そうではない。

このパッド状の部品の前後にある穴に、取り外し式のサイドウィンドウを差し込むようです。


で、そのモールを作成。
プラ板を細く切ってアングル状に接着して形を整えました。


こんな感じになります。


ダッシュボードの取付時、ボディーとの面を出来るだけ合わせたいので、位置決め用サポートを取り付けておきます。


ダッシュボードを取り付け、問題ないか確認。大丈夫のようですね。





さて、ここでちょっとステアリングもいじってみます。
これがキットのままのステアリングホイール。


こちらが実車のもの。
結構イメージを掴んではいるんですが、このスポーク状のものを何とか再現したいと思います。


で、そのスポーク(?)部分を削り取ります。


塗装して(ちょと色が違う)0.3mmの洋白線を5mm程度に切って(左側のもの)取り付けます。
太いバーの部分はミラーフィニッシュです。


なんとか再現できました。
中央にポルシェのマークを取り付ければ、もう少し締まって見えるでしょう。
2012年9月17日




ちょっと(かなり)時間が空いたので製作を進めます。

ステアリング中央部のエンブレム、例によってパソコンでレイアウトしたものを印刷しました。
切り抜いたものを貼り付けてから、エナメルクリヤーを盛り上げました。
ポルシェマークの周りが茶色になってしまったのが残念です。ホントは黒なんですが、プリンターがいけませんね。
以前はC社でかなり満足だったんですが、B社のものに変えてから真っ黒にならない!
ストレスがたまる・・・・




エンジンなんぞ組むことにします。
クランクケースの中にはクランクシャフトとシリンダー。
カットモデルにするにはいいかもしれない。


エンジンは基本的に素組のつもりだったんですが、ちょっと手を加えてやります。
たまたま材料があったので、エアクリーナの周りに金網を巻いてやります。
これがけこうそれらしくなるんですね~。


もう一つはプラグコードです。
右側の赤いパーツはプラグキャップのつもり。
Φ1のプラ棒に0.5の穴を開けてコードを差し込めるようにしてから、リューターに咥えて一段落としてやりました。


で、完成。
幅34mmのかわいいエンジンですが、かなりリアルです。
キットとしての完成度がすばらしい。
シリンダーはやりすぎかもしれませんが、このまま単体で飾っておきたいくらいです。


キャブレターのデティールがまた素晴らしい。


画像説明
2012年9月19日

金曜日以降が秋の空気になるということなので、ボツボツボディーの塗装をしようかと・・・



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